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Linuxへのインストール

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このページの情報は、2010年8月29日時点のものです。今後情報が古くなる可能性があります(2011年1月10日若干修正:Ruby 1.9.1をはずす)。

ここでは、RubyをLinuxにインストールする手順を説明します。Linuxではyumやaptなどのパッケージ管理ツールを使うよりも、好きなバージョンのRubyのソースをコンパイルして入れるのがおすすめです。

ここで対象にしているディストリビューションは、Ubuntu 9.10/10.4、Fedora 12/13、CentOS 5.4/5.5です。Rubyのバージョンは、1.8.6-p399、1.8.7-p302、1.9.2-p136です。

必要なモジュールのインストール

Rubyのコンパイルには、OpenSSL、zlib、readlineのライブラリが必要ですので、インストールしておきます。

Ubuntuでは、apt-getでインストールします。

$ sudo apt-get install libssl-dev zlib1g-dev libreadline6-dev

Fedora/CentOSでは、yumでインストールします。Fedora/CentOSを初期設定のまま使っていると、sudoコマンドが使えません。sudoが使えない場合は#付録:sudoの設定をご覧ください。

$ sudo yum install openssl-devel zlib-devel readline-devel

基本的な手順

ソースのダウンロードと展開

Rubyのソースは、次のFTPサイトで入手できます。

このサイトで好きなバージョンを選び、「ruby-バージョン-p何々.tar.gz」を適当なディレクトリにダウンロードしてください。

ここではバージョン1.9.2-p136を例にします。

$ wget ftp://ftp.ruby-lang.org/pub/ruby/ruby-1.9.2-p136.tar.gz

ダウンロードしたら、tarで展開して、ソースのディレクトリに移動します。

$ tar xfvz ruby-1.9.2-p136.tar.gz
$ cd ruby-1.9.2-p136

コンパイルとインストール

用意ができたらコンパイルとインストールを行います。

$ ./configure
$ make
$ sudo make install

これにより、実行ファイルは/usr/local/binの下に、ライブラリは/usr/local/libの下にインストールされます。「ruby -v」でRubyのバージョンが表示されれば成功です。

$ ruby -v
ruby 1.9.2p136 (2010-12-25 revision 30365) [i686-linux]

コンパイルエラー対策

Fedora + Ruby 1.8.6

Fedora 12以降では、Ruby 1.8.6のOpenSSLライブラリのコンパイルに失敗します。コンパイルの前に、http://redmine.ruby-lang.org/issues/show/2022からパッチ(openssl-build-fix-v2.patch)をダウンロードしてソースのディレクトリに置き、patchコマンドでパッチを当ててください。

$ wget -O openssl-build-fix-v2.patch http://redmine.ruby-lang.org/attachments/download/837
$ patch -p1 < openssl-build-fix-v2.patch

Ruby 1.8.7と1.9.2では、この作業は必要ありません。

Rubygemsのインストールと更新

Rubygemsは、Ruby用のライブラリ管理ツールです。Rubyをインストールしたら、ついでにインストールしておきましょう。

Ruby 1.8.6/1.8.7

Ruby 1.8にはRubygemsが付属していないので、ソースをダウンロードしてインストールします。makeは必要なく、「ruby setup.rb」でインストールできます。

$ wget http://rubyforge.org/frs/download.php/73882/rubygems-1.4.2.tgz
$ tar xfvz rubygems-1.4.2.tgz
$ cd rubygems-1.4.2
$ sudo ruby setup.rb

Ruby 1.9.2

Ruby 1.9.2にはRubygemsは1.3.7が付属しています。Rubygemsの最新版1.4.xはRuby 1.9でうまく動かないようなので、しばらくアップデートしないでおきましょう。

付録:sudoの設定

FedoraとCentOSの初期設定では、一般ユーザーはsudoコマンドを使えませんので、設定ファイル/etc/sudoersの編集が必要です。suコマンドでrootになり、visudoコマンドで編集してください。

$ su
# /usr/sbin/visudo

# %wheel ALL=(ALL) ALL」の行からコメント#をはずします。

%wheel    ALL=(ALL)    ALL

さらに、Fedora 12/13では「Defaults secure_path =」の行を探して「/usr/local/bin」を加えるか、この行をコメントアウトしてください。でないとsudoでrubyコマンドを実行できません。

Defaults    secure_path = /usr/local/bin:/sbin:/bin:/usr/sbin:/usr/bin

sudoersをセーブしたら、wheelグループに自分を加えます。

# usermod -G wheel k-sato